中古太陽光発電所は実は売りやすい！？売ることを悩んでいる方は今がチャンス

FITの恩恵を受けて、以前までは太陽光発電施設の新設や導入などが盛んに行われ、太陽光発電市場は比較的大きな伸びを見せていました。
しかし、ここ最近では2019年問題によって発電量が下がることに頭を悩ませていたり、改正FIT法の影響を受けて管理が難しくなったなど、様々な理由で所有している太陽光発電所を売りたいと考えている方が増えています。
しかしその反面、何年か稼働していた中古の発電所なんて買ってもらえるのだろうか？と不安に感じている方も多く、そのせいで設備をなかなか手放すことができず、ズルズルと太陽光発電事業を続けているケースもあるようです。
売れるか分からないという不安を抱えている方のために結論をいうと、中古でも売ることは十分可能です。

すでに、今稼働している発電所を売却できた方もいらっしゃいます。
ただし、継続して発電することで利益を得ることができるなど、買い手にとって利益となる付加価値があることが大前提です。
そのため、メンテナンスを怠ったままで劣化していたり、故障したままの部分があると売ることは難しいので、そういった部分を修理しておくことが必要です。
「劣化箇所や故障部位を直す必要があるというなら、中古の太陽光発電所よりも新規の方が企業や投資家に売れるのでは？」と思われるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。

実は、中古の太陽光発電所だけが持っている特別な魅力があるのです。
その魅力とは新規にはなく中古にはあるもの、「売電実績」です。
これは、これから太陽光発電事業に参入しようという投資家や企業、インフラファンドにとっては非常に大きなメリットとなります。
なぜかというと、新規太陽光発電は未稼働のため実際に稼働した時に問題は発生しないか、実際にどれほどの利益を生むことができるのかなどを予測する必要があります。
しかし、予測は予測に過ぎず、実際のところは稼働してみないと分からないというデメリットがあります。

一方で、中古の太陽光発電所は数年の稼働実績があるため、机上の数字ではなく実際に稼働させることで得られた生きたデータがあるので、新規太陽光発電所を利用するよりもしっかりとした見通しを持って運用することができます。
企業も投資家も、どのような利益が得られるかすでに分かっている物件を使う方が確実ですし、安心して太陽光発電事業に投資することができます。
このように中古太陽光発電所の需要が高まっている今だからこそ、高く売れるチャンスがあるのです。

以上の話を整理すると、下記のような条件を満たしている太陽光発電所が買い手側にとってのメリットを満たしており、売れやすいということになります。