中古太陽光発電所買取で失敗しないために見るべき4つのポイント

太陽光発電所のセカンダリ市場はここ最近成長に勢いがあり、市場が徐々に拡大していっています。
そのため、太陽光発電所を売却したい所有者が増えていますが中古ということもあり、実際に買う側はいくつか気を付けなければいけない点があります。
例えば、中古太陽光発電所は売電を開始してから何年かたっている物件なので、FIT価格は20年よりも短くなっています。また、税制面の優遇がないといったことも注意するべきポイントです。
また、セカンダリ市場での売買取引の対象は太陽光発電所であるため、不動産売買とは異なり、発電所として今後も利益を出せるかどうかといった発電状況で価値が大きく変動します。
このため、太陽光電池モジュールやパワーコンディショナーなどといった設備が適切にメンテナンスされており、稼働に問題ないかどうかが非常に重要なポイントになります。
では、売り出し中の物件情報ではどこを重点的にチェックする必要があるのでしょうか?
実際に物件を選ぶ時に、特にチェックした方がいいと考えられる4つのポイントは以下の通りです。

① 土地契約に関する詳細情報

買い取りたい物件に土地の所有権が含まれていない場合は、契約内容によっては土地の所有者が代わる時に太陽光発電所の稼働申請を別に行ったり、場合によっては太陽光発電所の維持そのものが難しくなるケースもあります。
このような問題を防ぐために、土地の所有権はどこにあるかなどの土地契約の詳細な状況は必ずチェックした方が安全です。

② FITの買取期間終了後の稼働はどうなるのか

利益を見込んで中古太陽光発電所を買い取るので、FITの買取期間終了後も継続して発電所として運用できるのか確認する必要があります。
もし設備を撤去する必要性が発生した場合は、その費用はどこから捻出するのかも購入前に検討しておく必要があります。

③ 発電所の不具合の有無

発電所としての利用価値を見込んでの売買取引なので、設備に不具合はないかどうかをチェックしておくことは非常に重要なポイントです。
少なくとも売電期間が終わるまでは発電を十分に継続することができるかどうか、購入前にしっかりと見極めておくことが大事です。

④ 売主と良好な関係を保てるか

売主との関わりは物件を購入すれば終わりというわけではなく、メーカー保証の対応など様々なことで売主とのやり取りが発生することがあります。
このようなことから太陽光発電所を買い取った後にスムーズに運用するためにも、取引が完了した後も快くしっかりした対応をしてもらえるかどうかきちんと確認しておいた方が無難だと考えられます。

以上に挙げた項目が、優良物件を購入するうえでの重要なポイントとなります。
確認内容が多いうえに適切な判断をするのは意外と大変なことなので、注意サービスを利用した方が取引がスムーズで楽だと思います。
仲介サービスを利用する際には、太陽光関連業界で20年以上の実績があるなど、優良な仲介サービスを選ぶことが重要となります。

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